ふと現れた、不思議な能力の持ち主「Kさん」の予言のような言葉。
そして、自分の周りに医師関係者が急に増えたこと。
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そんな偶然も重なり、俄然、張り切って受験勉強を始めた自分がいました。
受験勉強の進み具合も、現役の頃とまったく異なり順調だったのでした。
大人になってからの「現代文」は非常に有利
受験勉強って好きな人はいますか?
僕は現役時代、そして宅浪時代も含めて、やっぱり好きになれませんでした。
なので、まずは「すんなり」と取り掛かれるものから始めようと思ったのです。
それは「現代文」でした。
昔から「国語」、とくに「現代文」については、本を読むのが好きな人は有利だと言われてきました。
でも高校生くらいまでは本が大嫌いで、ほとんど本を読まない人でした。(マンガは別ですよ。笑)
でも、大学以降は本をこれでもかというくらい読んでました。
お金がないのに本だけは大人買いしてましたね。(または1日中立ち読み。苦笑)
それもあって、まずは東大の現代文を解いてみようと思ったのです。
目標は高い方が良いので目指すは東大の医学部。苦笑
東大は理系でも国語が2次試験にありますから、まずは赤本を購入して現代文を解いてみました。
そしたら驚くことに、8割くらい解けたのです!
年度によっては満点じゃないの?って思うくらい。(採点まちがったか?と思うほど)
他にも旺文社の現代文の問題集を解いてみたんですが、うん、かなり解けます!
コリャ現代文は勉強しなくていいなって思いましたね。笑
数学で初経験!頭を使うと頭痛が起こる!笑
現代文の次にスポットが当たったのは数学です。
数学についてはチャート式を暗記で制覇するというオーソドックスな作戦に出たのは現役、宅浪時代。
しかし、あまりの分量のため途中で嫌になり、完全に理解しないまま暗記するという作成が失敗…。
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数学の成績はセンターレベルにとどまるのでした。
ていうか当時は結局「文転」してしまいましたからね。苦笑
そこで、数学については当時の反省から2つの作戦を考えました。
(1)まずは薄い問題集から手を付ける
チャート式のような分厚い問題集は、そもそも自分の場合は「やる気」をそぐのです。苦笑
結局「短気」な自分ですから、早く結果が出る勉強方法が良いのです。
とすると、薄い問題集をさっと1冊こなすほうが達成感が断然違うのです。
「1冊終わらせた」という事実・結果による達成感ですね。
(2)基礎や基本は完全に理解する
そして、「数学は暗記だ!」の危険なフレーズを真に受けて、
リアルに暗記していた現役・宅浪時代の反省。
確かに、暗記といえば暗記ですが、基礎理論をしっかり体得(理解+記憶)していないと、
応用部分を暗記してもあまり効果がないんです。
なので、まずは基本を完全に理解しようと思ったのです。
そのために薄くても解説が丁寧な問題集を買ってきました。
残念ながら、参考書名を覚えてないので紹介できませんが、A4サイズで厚さは5㎜くらいの問題集でした。
基礎といっても教科書の基礎問題のような超・簡単レベルでなく、
センター試験レベル以上の良問をそろえた問題集だったと思います。
なので、そこそこに難易度が高かったんですが、
恥ずかしい話、5時間ほど問題を解いたら頭痛がしましたね。苦笑
知恵熱っていうんでしょうか?勉強後は頭が重くボーっとしちゃうんですよね。
だいたい3日くらいその症状が続き、だんだんと慣れてきたという感じですね。
妻との結婚はターニングポイント
実は、ちょうどその時くらいでしょうか、妻と結婚することになります。
2009年ですから、今からももう10年ほど前の話です。
30歳半ばですね。
仕事も益々忙しくなり、受験勉強は正直そんなにしっかりとできなくなっていました。
そんなある日、妻の知り合いのご高齢の医師が、後継ぎがいなくて困っているという話を聞きました。
医学部に行くなら応援するから跡を継いでくれないか?というのです。
その時も思いましたね、どうしてこう「何かをやる」と決めると「良い話」がすぐに舞い込んでくるんだろう?と。
独立してからずっとそうです。
独立して田舎暮らしを始めて自分の好きなよう人生を謳歌し始めてから急に運が良くなったのですが、
それは前出のKさんに言わせれば、「あなたにはそういう能力がある」ということなんでしょうか。
実はKさんとはその頃には疎遠になっていました。
例のポータルサイトについては人が増えるにつ入れ、一部の協力者の中で人に迷惑をかけるような人が出てきたりしました。
でも、自分も忙しいしサイト外のことまで管理できないし、もちろん責任は取れないしで、ついに閉鎖してしまったのです。
そしてKさんとは、妻と結婚する時には既にもう音信普通となってしまいました。
そして妻との結婚は自分にとっても少しばかりターニングポイントでした。
そのお医者様に話を聞いてみた
その後、妻からの「一度そのご高齢のお医者さんに会ってみない?」という話をうけて、実際にお会いすることになりました。
正直な話、かなり緊張しましたし、なんだか会社の入社面接に行くような感じでした。苦笑
そこにはご高齢のお医者様と、同じく、ご高齢の奥様がいらっしゃいました。
でも、お医者様はとても寡黙な方でして、むしろ奥様から僕への質問がいろいろと出てきました。
ただ、その質問の中の1つが、僕の気持ちを完全に萎えさせました。
「あなた、医学部受験の面倒を見てもらうために結婚したでしょ?」
うそお、初対面の人にそんなこと言える?
ま、その場ではニコニコしてましたけど、もともと短気な僕ですから、
リアルに瞬間湯沸かし器が爆発するところでした。苦笑
そしてそのあと、なぜか年収を聞かれました。
失礼だなと思いながらも正直に話すと、
「まあ、そこそこ稼いでいるんですね」
と安心したかのように言われました。
なるほど、失礼に思えた質問の謎が解けました。
「妻に面倒見てもらおうと思ってるんだろ?」という質問の意図は、
僕のことを「夢見る才能のない貧乏人」か「詐欺師」だと思って警戒していたのでしょう。
だとすれば、そのような質問をする気持ちもわかります。
「妻がこの男に騙されてるんじゃないか」と、妻をかばう気持ちが奥様にあったのでしょう。
妻と奥様は仲が良いですからね。
でも、この話を受けてしまうと、結果的にそういうこと(妻に面倒見てもらうこと)になります。
そのお医者様も、予備校費用とか医学部費用をサポートしてくれるわけではなく、
あくまで後継ぎがほしいということなのですから、
今後の生活費まで面倒を見てくれるわけではありません。
しかし妻に、「この話を受けるなら(奥様が言うように)一定期間だけど面倒を見てもらうことになるから協力してくれないと困る」と伝えましたら、
「それは嫌だ」と。。。苦笑
いや、そんなの自分だって嫌ですよ、一時的にしろ立場的に情けない気持ちになりますしね。
そして、自分では合格できると信じてましたが、実際そんな保証はありません。
いつまで続くかわからないのです。
そして思いました。
これはもう、この話を続けると、良いことはないな、「破たん」だな、と。
夫婦で協力して一つの方向に向かっていけない話なら、もうこれでスッパリ終わりにした方が良いですからね。
なにより、僕は本業がうまくいってますし、結婚したのに敢えてリスクをとる必要はないですしね。
この瞬間、僕の医学部再受験チャレンジは終了したのです。
労働と比べたら受験勉強なんて「屁」?
その後、実はあきらめきれず、ちょいちょい本屋の学参コーナーで立ち読みしたり、
たまに東大の問題を解いてみたり(苦笑)、悪あがきをしました。
夢ってものはなかなか捨てられませんよ。
というのも理由がありました、社会人になってからの受験勉強が思ったより楽しかったからです。
社会人を経由して医学部再受験を目指す人ならご理解いただけると思うのですが、
社会人生活ってかなりストレスフルです。
職場の人間関係もキツイですし、満員電車での毎日の通勤だったり、
顧客対応だったりとか、毎日、ストレスだらけです。
それと比べると受験勉強だけの生活って天国です!
これを知っている社会人は強いです。笑
実際、僕は社会人になってから、システムエンジニアの国家資格を2つとりましたし、データベース系の資格も取りました。
どちらも簡単な資格ですが、ある程度は勉強しないと落ちる試験です。
でも、社会人になってからの勉強は、苦痛じゃないんですよね。
しかも楽しいことはもう十分に経験してますから、現役世代のように遊び過ぎて勉強ができないということもありません。
社会人って気持ち的、精神的な意味で、医学部受験に向く世代なんですよ。
あきらめなきゃ受かる!頑張ってください!
でも社会人生活で一番のネックは時間です。
勉強が苦痛じゃなくても、絶対的に時間が取れません。
僕もそうでした、最初は良いですが、仕事が忙しくなるにつれ勉強時間が減っていきます。
例え自営業でデスクワークがメインでも、納期のある仕事ですし、
受験勉強に費やす時間があっても、そこは顧客優先で仕事を先に済ませなければならないことの方が多いです。
お客さんから「早いね!ありがとう!」と言われたりしたらなおさらです。
なので、自分も何度か思いました。
社会人生活をつづけながら受験勉強をするには、今の仕事の形態を変えなければならないと。
例えば、ITの仕事であれば、客先に常駐してSES契約という方法もあります。
お金は時給単価でもらえますし、土日祝日も休めます。
平日も残業はしないと最初に告げて契約すれば平日も勉強できますよね。
ITでなくても同じだと思います。
そういった受験勉強の時間を捻出できるような仕事形態を自分で探すことが重要です。
絶対的な時間がとれれば確実に合格できます。
いつ合格できるかは自分の才能次第ですが、絶対的な時間を取らない限りは100%受かりませんからね。
いま医学部再受験を目指している人は頑張ってほしいですね。
絶対的な時間が取れている人は、続ければいつかは絶対に受かりますから、途中であきらめないでほしいですね。
応援してます!
そして、この医学部再受験シリーズはここでいったん終了です。
お読みいただいて、ありがとうございました!!